飛び地(渋々演劇論)

渋革まろんの「トマソン」活動・批評活動の記録。

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

偶然と踊る、ダンシーな〈身ぶり〉、の祝祭について/五十嵐耕平・ダミアン・マニヴェル『泳ぎすぎた夜』

映画『泳ぎすぎた夜』オフィシャルサイト Ⅰ.〈子ども〉の世界へ 通学路を抜けて一面雪に覆われた小さな森の中に入る。深雪に足が埋もれるたびに残される足跡。自分の存在が確かにあったことにいくばくかの不思議を覚えて立ち止まり、次の瞬間にはまっさらな…

演劇がこんなに”普通”でいいのかしら?/岸井戯曲を上演する in Osaka #0

岸井戯曲を上演する in Osaka #0 12月27日(水) @阿倍野長屋(大阪) 1,普通の演劇 普通の演劇、という言葉で何を思い浮かべるだろう? 演劇関係者ではない一般人が観る演劇、あるいは誰にでも受け入れられるオーソドックスな演劇、または取り立てた特徴の…

係留地としての劇場/「演劇のデザイン」を書き留める

飛田ニケ+瀧腰教寛『「むなしさ」の実演販売』 「演劇のデザイン」日時:2018年4月28日(日)場所:北千住BUoY企画:村社裕太朗インスペクター:村社裕太朗・内野儀 sinbunka.com 係留地 ヨットで島巡りをしていて困るのが、船の係留場所探しだ。瀬戸内海は所…