飛び地(渋々演劇論)

渋革まろんの「トマソン」活動・批評活動の記録。

2016年を振り返る

2016年を振返ります。
 
1〜3月 働く。デッサンの勉強をする。
5月 tana+kari『孤独の光』/フライヤーなどデザイン・音響オペ
6月 『トマソンのマツリ(準備)』ーから研ダンスフェスに出品/演出
7月 『トマソンのマツリ(準備)』ーせんがわ劇場演劇コンクールに出品/演出
8月 村川さんのWSを受ける
         「じゃんがら念仏踊り」に参加
10月 『トマソンのシェア会』ー"情熱のフラミンゴ"のアトリエ「浮ク基地」で開催/演出
10月 小学生相手に初ワークショップ
11月 「熱血!生田萬が行く!」助手
12月 250km圏内『妻とともに』/フライヤーデザイン・コンセプトブック作成
12月 ユバチ『点と線』/フライヤーデザイン
12月 ハチス企画インタビュー連載「アプローチ」を開始
 
今年の特筆すべきことは、「トマソンのマツリ」が死なずに持続したことと、デザイン関連のワークを幾つかこなしていったことだろう。ここ数年の編集・デザインの集大成は小嶋一郎(250km圏内)コンセプトブックに結実したと思う。それはもちろん、250km圏内がその活動に関わらせてくれつつも、僕を本当に自由に放し飼いにしてくれた、その結果だと思う。良い距離感で、僕が一番力を発揮できる距離感で付き合ってくれたことに、感謝している。
 
もともと、僕は、「とまる。」のような批評・編集の活動から手を切ろうとして東京に行った。そういうところがあった。だけど、なんだかんだ過去に培ったものは僕を離さないし、そこで蓄えたものを今年は使っている気がするし、僕もそれが嫌じゃないと思っている。元「とまる。」編集長としてインタビューを受けたことも、京都時代と「今」が切れていないことを感じさせてくれた。
 
来年は意識的に少し、批評活動に力を傾けてみたい、と思う。
 
そして、当然、トマソンのマツリである。
僕の中心はこれだ。「トマソン」というタームに出会えたことは、幸運だった。そして、から研ダンスフェスやせんがわ劇場演劇コンクールで、多くの人に「トマソンのマツリ」の活動を知ってもらえたのは、大きな推進力になった。
 
来年は、定期的なリズムを作ること、そして、戯曲にチャレンジすること、具体的には岸田國士の初期戯曲を「トマソンのマツリ」として解釈して上演すること。また、10月に「トマソンのシェア会」を開催して、小さく小さくやっている、その成果を発表できれば、来年はOKって思う。
 
とにかく、ゆっくりと、やろう。
もう、僕は世間的に・業界的に承認されるステップを目指していない。僕の中にも残っている、こういう欲望はなんとかして完全に断ち切りたい。同時に、そうした《私的な活動》が持つ意味の基盤を、批評的に確定させてみたい。
 
今後の僕の演劇活動の全ては、そうしたことだけに費やされる。それがわかる。
 
最後に、僕が受けたインタビュー記事のURLを、記録として載せる。こうして、多少なりとも、世に発信できる場を設けてくれた柏木さん・神田くんに感謝したい。
 

レビュー企画 第3回 高田斉ーーー『とまる。』書き留めの先人
http://kyotostudentstheaterfestival2016.blogspot.jp/…/blog-…

 

コンクール直前インタビュー!(6)<トマソンの祀り>のための集まり
http://sengawagekijo.tamaliver.jp/e426164.html

 
稲垣くんにも、まふみさんにも、よっしーにも、ゆかりさんにも、前田さんにも、島村さんにも、直人さんにも、みきさんにも、感謝したい。